齟齬

社会とマイノリティの「齟齬」を描く御厨鉄のブログです。

税金は泥棒である

「○○は犯罪です」という言葉をよく見かけます。

 

「痴漢は犯罪です」

「万引きは犯罪です」

 

などなど。

私はこう言いたいです。

 

「税金は泥棒です」

 

「声に出して読みたい日本語」だと思いませんか?

 

 

だれがために金は奪われる

あらゆる国家は税金を要求します。徴兵をしない国家はありますが、税金だけは絶対です。

 

税金ってのはいろいろな名目で奪われるのですが、基本的には「市民のためですよ」というポーズがとられます。

 

たとえば自賠責保険はかわいそうな被害者を守るため、とされています。そういう事情ならしょうがないな、と私たちは自動車一台につき一年に一万円以上払っています。

 

ただ、この前軽く試算したのですが、もし事務手続きなどのコストを考えず、ゼロコストで支払いできるのであれば1台あたり年間1000円~2000円で済むことがわかりました。

 

だから、あくまで私の予想ですが、税金によって納税者に還元されるのは納税額の10~20%くらいです。あとは公務員の給料とか民間企業やなんたら協会の利益に消えていることになります。

 

医療保険とか年金とか復興特別税もそんな感じなんじゃないでしょうか。

 

まあそんなわけで、「みんなのための税金」なんてのは建前で、ほんとうは事実上権力者の収奪です。いや暴力的な強制ですから強盗が行われていると言っていいと思います。

 

 

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「税制は泥棒です」

 

 

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「これはシェア」「これは泥棒」「混同しないで(泥棒は寛容ではない)」

Why Taxation is Theft - Liberty Hangoutより

 

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「税制君はどうしていつも仮面をつけてるの?」(Ataraxia 

 

「もし道端で、チンピラが君に声をかけてきて財布を要求したら、君はそれを何と呼ぶかすぐわかるだろう。――泥棒!」

 

「もしチンピラ集団が少なくとも君の収入の三分の一を毎月要求し、もし彼らの「保護」を断れば痛い目に遭うと言われたら、君はそれを何と呼ぶかすぐわかるだろう。――泥棒!」

 

しかし君は毎日強盗されている。毎月少なくとも君の収入の三分の一は強制的に、同意なく奪い取られる。それを奪うのは政府である。そしてそう、ほとんど少数しか気づいていないが、これも泥棒なのだ!

TAXATION IS THEFT by CHRIS R. TAME(pdf)より引用。)

ヤクザの「みかじめ料」と国家の税制はたいして変わらないといえます。

 

Taxation is......

思想家が税金に関してなんて言ってるか、をまとめてみました。

 

「税金について不平を言う人々はふたつに分けられる。男性と女性と」不明

 

「人生で最高のものは「自由」だが、遅かれ早かれ政府がそれに課税する方法を見つけるだろう」不明

 

「人はそれにどれほどそれに感謝すべきかを知らない。彼が税金を払うまでは」不明

 

「罰金は間違ったことをしたときに払う税金だ。税金は正しいことをしたときに払う罰金だ」不明

 

「人々は飢えている。それは支配者が税金で食べすぎているからだ」老子

 

「家賃と税金に関する議論以外は、私は決して冒涜の言葉を用いない」マーク・トウェイン


「この世でもっとも理解するのが難しいのは所得税である」アインシュタイン

 

「所得税についての質問は、数学者には難しすぎる。哲学者に問うべきだ」同

 

「この世に確かなものはない。死と税金以外は」ベンジャミン・フランクリン

 

「自由と正義は全員のものかもしれないが、免税は少数に限られている」サリヴァン

 

 

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西原理恵子「できるかな?」シリーズより

 

税金いらね

飢えている人にパンを与えない人はいません。

 

国家は強盗をしますが、アナーキストは強盗を許しません。したがって、アナーキストの理想とする世界では、税金が存在しません。

 

人々は食べられなくて苦しんでいる人ががかわいそうだから自主的に施します。人々は難病の人がかわいそうだから自主的に助けますし、治療費を出します。アナーキストの世界では、人々は豊かです。税金もないし、労働搾取もないですから。

 

「そんなこと成り立つの?」と人は言うかもしれません。でも、人類はずーっと何十万年もそうしてきたはずです。人民は欺かれることはあっても、腐敗することはない――と言ったのはルソーだったと思いますが、私もそう考えています。