齟齬

社会とマイノリティの「齟齬」を描く御厨鉄のブログです。

恐怖は最悪の感情だ

恐怖について調べている。

 

私は思うのだが、恐怖ほど恐怖すべきものはない

 

だって、何かに怯えていたら何もできないまま死んでしまうから。

 

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Nothing so much to be feared as fear. ←ソローのおっさんが言ったらしい。

ジャパネット(日本語圏ネット)では「恐怖ほど、恐れられるものはない」と翻訳されてるけど、「恐怖ほど恐れるべきものはない」が正しい訳だよ。

恐怖は外から与えられる

恐怖は人間に内在するものじゃない。外から与えられるものだよね。だって、そこに何もなければ恐れる必要もないんだから。

 恐怖は私たちに与えられる。でも、ほとんどは本当には存在しない、架空のでっちあげの恐怖。

 

たとえば幽霊の話を聞けば、なにもないはずの暗闇が怖くなる。全部の暗闇が怖くなる。それまでは何も怖くなかったのに。夜に爪を切るのも怖くなる。

 

わかりやすいのが、ネトウヨの人たちにとっての「在日韓国人」。彼らは本気で怯えてるけど、99%は幻想だ。本当に怖いのは政財官のJapanese establishment

 

でもネトウヨだけじゃなくて、ふつうの人でも恐怖に襲われてる。たとえば会社員は「仕事を辞めたら人生終わりだ!」「一家離散だ!」みたいに怯えているが、それによってブラック企業や大企業の酷使が成りたっている。これも幽霊の恐怖だ。

 

私はニートだから言うけど、「仕事を辞めても怖いことなんてなにもない」。マジで。だって、貧乏は貧乏で楽しいし、命を落とすわけじゃないし。いざとなったら生活保護セーフティーネットもある。一体なにを恐れてるのかわからないよ。

 

このクソ食べ物と住宅の余ってる時代に、飢えたり住むところに困ることなんてありえないから。もしも飢えているなら、胃袋はち切れるほどキムチチャーハン作ってあげるよ。温かい寝床も用意してあげようねえ(ねっとり)。

恐怖を“除去”しよう

日本人に英語ができないのは恐怖があるから。サビ残を黙々とこなすのは恐怖があるから。自分の意見を持たず、持っていても表明できないのは恐怖があるから。日本人が結婚しないのは異性に恐怖があるから。

恐れてはいけない。恐怖は思考を殺す。恐怖はすべての破壊をもたらす小さな死だ。私は恐怖に目をそむけない。それが私の頭上を、私の中を通り抜けるのを許そう。そして私は内なる目でその道筋を確認する。恐怖が過ぎ去ったあと、そこには何も残らない。ただ以前通りの自己があるだけだ。

I must not fear. Fear is the mind-killer. Fear is the little-death that brings total obliteration. I will face my fear. I will permit it to pass over me and through me. And when it has gone past I will turn the inner eye to see its path. Where the fear has gone there will be nothing. Only I will remain.

Fear! | Philosophy Talk

 

実のところ、「恐怖」 のほとんどが君に恣意的に与えられたものだ。

恐怖は君の行動を管理するための権力なんだ。でも、権力はつねに自分の姿を悟られたくない。だから巧妙に隠れている。権力(=幽霊)がどこかに見当たらなければ、君は恐怖を「自分に内在するもの」だと感じるだろう。それは「生まれつき私に備わっていたもの」だと。

 

ときにはそれを「Nihonjinron」として考えてみるのも楽しいかもしれないね。日本人がアホくさいルールに従うのは、「和の心」を持ってるからだー!なんて。

 

でも、ほんとうは恐怖は生得的なものではなく、外から与えられるものなんだ。そして恐怖こそが透明で、そしてしっかりと重たい鎖なんだ。

 

 

まあ、こんなこと言っても5%くらいにしか通じないんだけどね。