齟齬

社会とマイノリティの「齟齬」を描く御厨鉄のブログです。

なぜ一日8時間労働が人生を破滅させるか

私はニートのおっさんなのだが、就職しようと思って求人を探している。

 

でもフルタイムで働くのはちょっとなあ、と思うおっさんである。

 

なぜ8時間労働が人生を破滅させるか 

そんなわけで、なぜ8時間労働が人生を破滅させるのか、という記事があったので翻訳してみる。

原文:Why The 8 Hour Work Day Will Ruin Your Life - Redesign My Existence

 

なぜ8時間労働が人生を破滅させるか

まずはこの記事が語っていないことからはじめよう。

 

この記事は、フルタイムで働いている仕事が大好きな人を貶すものではない。実は、好きなことをできるだけするということが、この記事の究極目標だ。

私は教会組織でフルタイムで働いていた。その結果として、働くことは報いのあることだった。でも、もし私がどこにでもあるような会社に勤めて、だれかが金持ちになるのを助けるために自分の時間を売るのだとしたら、気持ちはまったく違っていただろう。

実は、それが教会ではたらく前に私がいた状況だった。それがキャリアを変えた理由だったのだ。だから私は搾り取るような仕事の代わりに、世界に貢献するような仕事に向かうことができた。

 

もう一度言おう。なにか楽しめることをフルタイムで働いている人は、何も問題がない。私がそうなのだから。

でも、私のかかえる問題は、私達がいかに働くかという問題に構築された構造なのだ。

 

私は週40時間労働、一日8時間労働を攻撃する

なぜって? それがカスだからだよ。本当に。

「終身雇用」とか「雇用保障」は、古いおケツな様式だ。クソ恐竜だ。今の時代では、会社自体が不安定で予測不可能なのに、どうしてこんな理念が存在できるのか。

 

時代は変わった。新しい起業家精神は、あたらしい働き方をしている。先進的な思想家は、現代の(古いおケツの)働き方に存在する莫大な問題に光をあてている。

 

要点はこうだ。労働に一日何時間かけるかは、まったく重要ではないということだ。

 

時間はもはや生産性の通過ではない。認めようが認めまいが、私たちは知識と技術の時代に生きている。そして新しい通貨はエネルギー、焦点、そして技術だ。

時間は関係ない。

 

「ようこそ創造的な経済へ。」

 

なぜ週40時間労働がクソなのか9つの理由をあげよう。

 

1.「九時五時」は時代遅れだ

すでに述べたことだが、家に持ち帰ってほしい短い歴史の教訓がある。8時間労働はすでに一世紀近く続いているということだ。

8時間労働は100年前、工場をより効率的に運営するため、フォード自動車によって導入された。

 

どうなったか? クソ状況はここ数百年で変わった。

 

クソ状況はここ10年、5年、2年でたくさんかわったよ。

 

私たちにはより賢く、より適切で、科学的な働き方をしなければいけないことは間違いない。

 

2.時間よりもエネルギーが大切だ

考えてみると、このことはたくさんの意味をもつようだ。一日何時間働くかは、本当に、まったく重要ではない。

 

君はデスクに座って、8時間そのまま、まったく何もしないでも過ごすことは可能だ。それどころか8時間、結果を悪くすることもできる。

 

時間はどれだけ私達がよく働いたかの指標には決してならない。

 

もし時間が無関係ならなにがクソを終える鍵となるのか? そこで判明することは、エネルギー(時間ではなく)が高いパフォーマンスの主な原料ということだ。

 

”時間ではなく、エネルギーを管理せよ”
トニースチュワーツ

 

仕事につぎ込むエネルギーの質が、いかに仕事がすばらしくなるかを決定する。さらに、驚くべきエネルギーをもってタスクをこなせば、仕事をずっと早く終わらせることができる。

 

このことは、驚くべき効果を生みだす。君により多くの時間をもたらすのだ――君は時間を使って休む、エクササイズをする、家族と過ごす、質の高い睡眠を取るといったことができる。そしてどうなるか。高いレベルのエネルギー(と幸福)を確保することができ、生産性とパフォーマンスはさらに上昇することになる。

 

「長時間労働の問題の核は、時間は限られているということである。エネルギーとなれば話は違う」

トニー・スチュワーツ、キャサリン・マッカーシー

 

3.金のために時間を取引するのは意味がない

ファイナンシャルの観点から見ると、8時間労働には根本的な問題がある。「働いているときだけしか賃金が払われない」ということである。

「すべての時間」に給料が払われた方がずっと良くないだろうか?――食べているとき、寝ているとき、旅をしているとき。

 

しかし時間を売って金にすることは、これを不可能にする。

だから時間をカネのために売る代わりに、価値を金と取引することを学ばなければならない。

 

説明しよう。

もし他人が価値があると思い、それに払う意志があるものを君が持っているとする。すると君が一日に働く時間数は、まったく無関係になる。人々はただ、君の持つ価値を欲しがっているのだ。君がいつ仕事を始めるか、どれだけ遅くまで残ったかは気にしない。

賢い人々は価値を他者に売るシステムを構築している。これらのシステムは収入を自動的に、一日中生みだしている。

これらのシステムはすばらしい商品、情報売買や、創造的な物を売買すること、ロイヤリティを得ることなどがある。一度このシステムが始動されると、継続的に「パッシブな収入」が入ってくる。

したがって価値を金銭と売買することと、君の時間をよりよいものにとっておくことに集中すべきだ。

 

4.文化が臭え

旧時代の九時五時文化はほぼすべてがクソだ。私はこれについて単体の記事を書き上げたが、以下の要約が完璧だと思う。

 

「ミーティングは企業やほかの組織がただマスターベーションができないために習慣的に参加する、中毒的で、ひどく自己嫌悪的な行動である」

 

5.君はだれかさんのペット

私はだれか他人のために働くことでは、得られる自己価値は非常に限られると信じている。また、だれかの給料に依存する人間は、最大限の能力を発揮することは不可能だと考える。

 

実に、ほとんどの八時間労働者はだれかのペットとして扱われている。

 

典型的な週四〇時間労働の特徴を以下に書いていく。

・衣服をしっかり着なければいけない
・しっかり喋らなくてはいけない
・命令やルールに従わなくてはいけない
・生意気ではいけない
・生意気では罰せられる
・いい子であれば褒美がある
・だれかに応答し、命令に従う

 

これが君の自由だと感じるだろうか、それともだれかのペットのように感じるか?

自分に聞いてごらん。

 

6.君は君のおケツを税金で減額される

根本的な話をしよう。君が週四〇時間労働で「本当に」どれだけ稼ぐことができるか考えたことはあるだろうか?

いや、君の給料や時給のことを話しているのではない。つまり君の家賃だ。前回の給料からいくら貯金できたかをまずチェックしてくれ。

月給制なら次にその数字に12をかけ、週給なら52をかけてほしい。その数字がどれだけ給料や時給から少ないだろうか? まあ、悲しい事実だが、それが君のほんとうの稼ぎだ。

残りは税金として行ってしまう。だれがほとんどの税金を払っているか想像してごらん。正解だ、週四〇時間はたらくクソたちだ。経営者や投資家は一方で、甘い税の控除を受けている。

よいニュースがある。私たちは起業家や経営者となることがもっとも容易な時代に生きている。

実は、私たちは信じられない機会とおどろくべき情報が私達の指先に存在する、人類史上もっともエキサイティングな時代に生きている。すべてが手に届く。君はただそれを追い求めることを決めるだけでよい。

 

7.偽りの保障

これに反発する他の本能的反応がある。最初は、少し頭がこんがらがるかもしれない。社会は確実で安全できる仕事を得ることが大切だと信じ込ませている。しかし実は逆が正しいのだ。

もしだれか他人が――単に解雇によって――収入を即座に停止する権力をもっているとき、いったいどうして週四〇時間労働が確実で安全なのだろうか。現実には、まったくコントロール不能だ――そして安全なんてどこにもないことを意味する。

 

シンプルに言えば、たったひとつの収入源では信頼性や安全性は何もないということだ。

複数の収入源を得ることが賢い方法だ。複数の収入源が本当の安全をもたらす。もしひとつの収入が途絶えても、他の収入源が助けてくれる。

 

8.お菓子をねだる

君に問いたい。典型的な職業で、もっと金を稼ぐ方法は?

そして別の質問。君がもっと多くの金を稼ぎたいと思った時、君は何をすべきで、どうコントロールできるだろうか。

 

典型的な一つの答えは「さらに懸命に働く」ことだ。さあ、仕事を早くにはじめて、遅くに終えたまえ。君の働きは「正しい」人には気づかれるだろう。さらに、君は自分の懸命な働きを他者に適切に印象づける必要がある。

最後の答えは、社内のより「先輩」に、賃上げを頼み込むことだ。

 

以上がすべてだ。君ができることは非常に少ない。このことが意味するのは、物事はだれか他人の手中にあり君には何の権限もないということだ。

しかし君が起業家や経営者なら、君の稼ぐ収入をずっとコントロールすることができる。新しい顧客を獲得するなり、新しい商品を導入する、新しいマーケティングを創造し、それらが生みだした金を直接収入とすればよい。

 

9.君はリスクを取ることを学ばない

人間に可能な最悪の行為は「快適になる」ことだ。もし人が限界を超えて快適ゾーンの外に出ることを続けていなければ、人は人間的に成長せず、進化もしない。

 

君が九時五時の労働に慣れたときに起きる最初のことは、快適になることだ。君はシステムに慣れる。君は時間がなにもないことに慣れる。君は自分の夢を追いかけないことに慣れる。

君はどうリスクをとればよいのか学んでいない。

 

 

まだ仕事が欲しい?

私の主張は君の時間には金よりも多くの価値があるということだ。君はより多くの金を得ることができる。君はそれを貯えることができるし、ずっと稼ぐことができる。その方法さえ知れば。時間は、しかし儚く限られている。時間はある程度しかあたえられておらず、一度失えば、永遠に戻ってこない。

だから君は自分の残りの時間を認識すべきだ。時間を最高入札者には売ってはいけない。

 

 

感想

見事な記事だ。

 

ああ、就職しようという気が一気に薄れた笑

めでたしめでたし。

 

ちなみに労働者はペットというより、「奴隷」の方が適切だと思う。

あと教会で働いている割に言葉が汚いと思った……。

 

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農奴と賃金奴隷の比較。ちょっと農奴を美化しすぎか笑

 

 

Steve CuttsのHappinessがほんとうによろしい

働くのってクソだよな~

アホらしいな~

 

 と思う人は、気鋭の風刺イラストレーター、Steve Cuttsが最高の動画をつくっていたので観てほしい。