齟齬

社会とマイノリティの「齟齬」を描く御厨鉄のブログです。

ヤクザの支配する日本は安全か?

「日本は治安が良い」とよく言われる。

 

しかし、世界最大規模の地下組織「ヤクザ」が存在することもまた事実。

 

日本ではわけのわからないことに、犯罪組織が必要であり、治安に貢献しているとさえ言われる

 

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ヤクザと警察は協力的であり、ヤクザは堂々と犯罪組織の代紋を掲げている。政治家とのつながりも驚かれない。また土建屋や消費者金融など、堂々とヤクザが企業経営を行っていることも多い。

 

しばしば、「それは日本特有の文化なのだ」と素朴に考えられている。しかし犯罪組織が社会に根付いている日本の状況は、冷静に考えると単なる国家的腐敗とも言える。

 

明らかに奇妙な状況だが、外国人も同じことを考えている。翻訳してみよう。

 

 

マフィアが堂々と支配する日本がなぜ安全だと思われているのか?

 

日本は安全だと考えられている。でもそれは正しいのだろうか。

 

日本は変なことをしない限り、旅行者にとっても安全だとされている。旅行者にとっては、中南米の平均的な国よりは安全だろう。

 

しかし日本人の安全を考えたときに、そこまでよいものではない。なぜなら日本人はヤクザのトラブルに容易に巻き込まれうるからだ。そしてもしヤクザに日本人として関わったら、だれも助けてくれない。警察は干渉しようとしないし、弁護士はヤクザに立ち向かわないだろう。

 

でもこれらのことは、日本人以外に広く知られているわけではない。日本のイメージが悪くなるから蓋をしているわけだ。

 

日本にはこういうことわざがある。「臭いものには蓋」。これは日本文化を知る上でもっとも重要な言葉だ。

 

日本が実はいかに安全ではないか、私が滞在中におきたふたつの例をあげよう。

 

1.日本では消費者金融が大人気で、スマホのアプリでも簡単にローンが組める。日本人のもつ高価なブランド品は、たぶんそういうローンで買われている。問題は、これらのローンが銀行ではなくて、ヤクザ系列の会社だということだ。彼らはまじめな企業のように見えるかもしれないが、それは表面だけだ。期日までに金を返す限りは問題ない。でももし期日通りに払わなければ、すぐに厄介事に見舞われる。

 

借用者、その家族、そして雇用者に電話がかかってきて、そのあとマッチョな、恥ずかしい外見をした男たち(ヤクザ)がやってくる。もしそれでも払わなければ、借用者やその子供の健康や命が危なくなる。

 

私は半年の間に、近所のふたつの家が夜逃げしたことを知っている。その家族は子供と暮らしていて、文字通り痕跡ひとつ残さず消え、そして二度と連絡はなかった。私は不思議に思ったが、周囲の人は何が起きているかわかっているようだった。強引に問いただしたときはじめて、一人の男がこう話した。その家族は、ヤクザの会社に借金をして逃げなければならなかった。そして日本の最果てに、名前を変えて住んでいるという。彼らは身の危険を恐れて、自分の所有する家を放棄したのだ! こんなことは市民国家ではありえない。

 

2.私の元カノの知人女性が、ある日東京近くの高速道路で小さな事故を起こした。彼女は運転中に書物かなにかをしていて、前の車に追突してしまい、バンパーを凹ませてしまった。不幸にもその車はヤクザのもので、彼らはこんな小さな事故では警察を呼ぶべきではないとして、修理代の見積もりを連絡すると言った。彼女はヤクザに住所を教えた。数日後、数千ドルの大金を支払うよう連絡があった。

 

また、彼女は帰宅時に不審な男がアパートの近くをうろついていることに気づいた。彼女は見積もりがおかしいのではないかと連絡したが、彼らは彼女を呼び、選択肢を説明した。彼らはもし支払わなければ雇用主にお前の悪口を言うぞと言った(これは日本ではとても嫌がられる)、それかもし金がないのであれば、「働く」必要があるといった。これは若い女性に対しては、性産業や売春で働くことを意味する(両方ともヤクザが経営している)。彼女はパニックになり、なんとか金をかき集め、彼らに金を支払った。

 

こんなことが日本では日常的に、いたるところで起きている。でもこの手の犯罪は日本では「ふつうのこと」として受け入れられていて、日本人はこれらのことがどういうことであるか、わかっていない。市民的ではないということも考えない。

 

だから、「犯罪のない日本」とか「安全国日本」といった間違った神話は、永遠に続くのだ。

 

16 Answers - Why is Japan considered safe when there is a mafia openly operating? (Yakuza) - Quora

 

というMartin Basinger氏の回答。 

統計データの危うさ

日本は必ずしも「治安がいい」わけではない。単に、「計上されない犯罪」の暗数が非常に大きいだけである。それは、ヤクザの被害者に対して警察がまじめに取りあわないからである。

 

 

統計上の犯罪件数が少ないのは、警察が介さない違法行為が多いからと言われている。万引きが起きても警察に通報しないケースが多い。チンピラに因縁つけられて殴られても警察にいかない人がほとんどだろう。

 

また、私の知人女性は大半が「痴漢」を経験しているが、警察に訴えることはない。明白な犯罪なのに、「通報しても意味がない」とだれもが思っている。それほど警察は信頼されていないということでもある。

 

「性犯罪が通報されるのは1割」「銀行強盗が通報されるのは3割」という情報もある(「ヤクザが消滅しない理由」)。

 

犯罪がなかったことになるマジック

犯罪の被害届は、警察がもみ消すこともある。

 

日本でもっとも多い犯罪は、(ヤクザの合法的犯罪を除けば)、窃盗である。とくに自転車などの乗り物の窃盗。でも、自転車窃盗なんてほとんど犯人が見つからない。車やバイクとなれば組織犯罪化していて、まず足がつかない。だから、警察はどうするかというと、被害届をもみ消す(「握りつぶし」という)。逆転の発想である笑

 

大阪府警が2008~12年、自転車盗など計8万1307件を犯罪統計に計上せず、犯罪を少なく見せかける不正処理をしていたことが30日、わかった。(今度は大阪府警で8万件犯罪もみ消し、府警全体で「なかったことに」 繰り返し明らかになる告訴・被害届不受理問題、消された被害者たち | 軍荼利)

 

 

これで「安全大国」なんだから笑えてしまう。

  

 

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↑定期的に行われる「手入れ」という国民向けの茶番劇。

もちろん家宅捜索日は事前に知らされており、主要幹部が「たまたま」お出かけ中に行われる。

 

結論:治安はよくない 

日本人が考えているよりも、治安は良くないというのが実際だろう。統計上の数字はよいけれど、数字だけで実際は違う。

「女性が夜道を歩いても安全」などとは必ずしも言えない社会だと思う。