齟齬

社会とマイノリティの「齟齬」を描く御厨鉄のブログです。

テッド・カジンスキー

テッド・カジンスキーの思想について

「慎重な理性に基づいた巧妙に書かれた論文である… もしこれが狂人によって書かれたものならば、多くの政治哲学者――ルソー、トマス・ペイン、マルクス――がより正気であるとは言えなくなる」(政治家学者James Q Wilson氏 1988年、ユナボマー・マニフェストに…

技術は自由を奪う

「知識は良いものだ」「科学は人類の希望だ」というような、漠然としたドグマが存在する。たしかに知識は良いものだが、それは自由を放棄してまで手に入れなければならないほど高価なのか? 私たちは「技術の発展」を無条件に良いものと考えていますが、実際…

ユナボマー・マニフェストを読む―産業技術と自由

ユナボマーが狂っているのか、社会が狂っているのか? 「テッド・カジンスキー」とgoogle検索すると、「賢過ぎた為に狂気に染まった天才爆弾魔*1」などと出てきます。 また、英語圏のサイトを見ても、彼を中立的に描く記述は稀です。「天才だったが狂った」…

左翼の問題点―過剰社会化

左翼は奴隷道徳か? テッド・カジンスキーは、左翼の心理学的特徴として「劣等感」と「過剰社会化oversocialized」をあげました。 「劣等感」の項目については以前訳したのですが、今回「過剰社会化」について公開してみます。 左翼は過剰社会化されている …

左翼は偽善者のマゾヒストか

「みんなが嫌いな左翼」はどのようにして生まれるか? 私はいちおう極左の人間だが、いわゆる「左翼」には強い嫌悪感を抱いていた。ネット上を見ても、左翼が嫌いな人は多いように思われる。 例えば、私は大江健三郎や坂本龍一が嫌いである。 年齢に見合わな…

「ユナボマー」は正しかった?

テッド・カジンスキー、通称ユナボマー。彼は狂人か、天才か。テロリストか、思想家か。 昨日、カジンスキーのプリミティヴィズム批判を引用しました。それがきっかけで彼のことを調べているのですが、非常におもしろい人物です。 カジンスキーについては、…