齟齬

社会とマイノリティの「齟齬」を描く御厨鉄のブログです。

齟齬

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アナーキズム

政府は最大の殺害者である

愛国者はつねに自国のために死ぬと言うが、自らの国を殺すとは言わない。バートランド・ラッセル 「戦争」というと、映画や漫画で描かれるように、派手にドンパチして、戦ってかっこよく死ぬ姿がイメージされます。 そしてまた、英雄たちが崇高な愛国心と自…

刑務所は国家に奉仕する

本当に悪い人は捕まりません。 ―― 3万円を窃盗したスリ師は捕まりますが、300万円の賄賂を受け取った官僚は捕まりません。 ――交通取締りでは高級車は捕まらず、おばちゃんや学生の乗った原付きや軽自動車ばかり狙われます。 ――職質で揉めて警察を「転ばせた…

税金は泥棒である

「○○は犯罪です」という言葉をよく見かけます。 「痴漢は犯罪です」 「万引きは犯罪です」 などなど。 私はこう言いたいです。 「税金は泥棒です」 「声に出して読みたい日本語」だと思いませんか? だれがために金は奪われる Taxation is...... 税金いらね …

アナーキストは反出生主義者である……?

反出生主義が最近の流行のようです。端的に言えば、「子どもを生むことは悪だ」という考え方です。 子どもが生まれたら祝福することは、私たちにとっては当たり前のことです。「おめでとう」「よくがんばったね」と褒めることはあっても、生まれたばかりの赤…

支配される―統治されることの意味

私たちは統治されています。 統治とはどういうことでしょうか。それを考えてみましょう。 統治されるとはどういうことか だれが統治するか 何がなされるか あらゆる活動、あらゆる取引、あらゆる動きに対して 公益という口実のもとに、また一般的利益の名に…

昔の人はクソ国家から好き勝手逃げだしていた

昔の人たちは、国家が腐敗したら逃げだしました。 重税でほとんど食べられないとか、負け戦に死んでこいと言われたら、「アホくさ、やってられんわ!」と逃げました。 そもそも国家とは、なんらかのメリットがあるから人が集まるものでした。王宮での特権的…

アナーキズムよりもナショナリズムの方が危険

何も誇るべきものがないすべての惨めな愚者は、所属する国家への適応が最後の自尊心の源となる。彼は自らの欠点と偽物の爪と牙を守り抜くことで幸福となる。このように彼は自らの劣等感を埋め合わせるのである。ショーペンハウアー ナショナリストとは何者か…

「普通の人」ほど凶悪になりやすい

1960年――アイヒマンが捕まりました。 史上最大の極悪人、ホロコーストの責任者である彼が、逃亡生活の果てにモサドによって捕まったのですが、蓋をあけてみればどこにでもいそうな平凡なおっさんでした。 悪魔のような犯罪人を予想していた世界中の人び…

すべての社会には革命が必要

今日は特になにもすることなく終わったのです。 プルードン、クロポトキン、バクーニン、シュティルナーあたりを読んでいます。 これらの思想家は、先月までノーマークでした。一気に世界が広がった感じがうれしいです。直感したとおり、彼らのアナーキズム…

支配関係のない世界は可能か

私はアナーキストだ。 「アナーキスト」とはどのような人だと思うだろうか。……わかっている。北斗の拳のような、暴力の支配する社会を目指していると考えるだろう。 しかしアナーキストは実は、暴力とはもっとも遠いところにある。アナーキストの理想は「自…