あけましておめでとうございます。 諸事情によりはてなブログを離れることにします……。 新サイトはこちら。mikuriyan.com これまで書いた記事はこのまま残しておく予定です。 今後も「齟齬」をよろしくお願いします。 御厨鉄
「私がいなくなれば、二度と雨が降らなくなるだろう」 人々を騙す悪いシャーマンが言いました。 国家が必要だとする人は、このシャーマンを信じることと似ています。 もしも国家による管理統制がなければ? 「万人に対する万人との闘争だ」 「人間にとって人…
非暴力活動家によって主張されるすべての勝利には、歴史の操作と隠蔽された証拠のパターンが見られる。 ピーター・ゲルダルース インドの独立は非暴力運動によって実現したとされています。 これを根拠に、暴力は何も生み出さないのだ、あるいは非暴力運動は…
子ども「なぜ人を殺してはいけないの?」 個人主義者「殺してよい。だれかが命じるのではなく、あなたが心の底から望むのであれば」 「個人主義者」と聞いてどのような人を思い浮かべるでしょうか。 利己主義者。 一人で行動する人。 非協調的な人。 いずれ…
「なぜこんなことを勉強しなければいけないの?」 「こんなことが将来役に立つの?」 「役には立たない。学校教育とは何か。君たちを管理し、強制し、無意味なことを教え、無能化し、机に縛りつけて自由を奪い、服従させることだ。服従させる、それが学校教…
「狂気は個人にあっては稀なことである。しかし集団・民族・時代にあっては通例である。」 (「善悪の彼岸」ニーチェ) アナーキズムの文明批判を考えていると、次のことがわかります。 現代社会では人間の精神は二つに引き裂かれています。 つまり、自然的…
「驚くべき10歳の少年ですよ……彼はまったくの歴史家で、学校新聞の編集者です」 「実に興味深い」 10歳児に学ぶ――ただし、劇中の人物です。 チャップリンの映画「ニューヨークの王様(A King In New York)」のなかに、非常にアナーキーな少年が登場したので…