齟齬

社会とマイノリティの「齟齬」を描く御厨鉄のブログです。

INTPとINTJの文体の違い

「文は人なり」とフランスの博物学者、ビュフォンは言いました。文章を読めば、その人のことがわかってしまうものです。

 

INTJとINTPの違いを調べています。両者ともに陰気で、変態で、天才肌です。しかし微妙にして根本的な違いがあるように思われます。今回は文体に焦点をあて、INTJとINTPの違いをもう少し探ってみたいと思います。

情報ソースは「INTP and INTJ writing styles」より。

 

INTJの文章~凝縮、構造的

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JOHN MCLAUGHLIN 「Number 23」1960

INTJは背理法のアプローチで文章を書く。より多くのデータを適合させることを望む。外部のデータを探し求め、適合するデータを落とし込む。可能な限り少なく発言したいと思っている。既存のフレームワークに基づき、抽象的なデータをもっともよく表現できる記号を用いる。

 

INTJの記述は信じられないほど厳格で構造化されている。彼らは自分の多くの考えを精確な言葉に落とし込み、すべてのデータが彼らの思考モデルに適合するよう体系化する。INTJがまだ若い場合、記述が巨大な壁のように感じられることがある。INTJの記述は時間の経過で破壊できない、堅固な物体と言える。

 

INTJは語彙をもっとも純粋な形式まで削ぎ落とすため、接続詞を使う傾向が少ない。「そして」「しかし」のような言葉は取り除かれる。

 

INTJはまた、自らの記述を構造化し、明瞭な流れによって記述する。INTJは世界のカテゴリ化やシステム化を求めるのだ。彼らはリストや要約を好む。したがって記述はしばしば次のような形をとる。

  • カテゴリA
  • カテゴリB
  • カテゴリC

とくに若いINTJは、数字やその他の記号を追加したり、インデントや段落区切りなどの書式を駆使して、文章をカテゴリ化する傾向がある。

 

INTJはさまざまな権威者が用いた既存のフレームワークに沿って記述することを好む。INTJは、現在の情報源を参照する「引用」は、しばしば記述において大きな役割を持つ。

 

もうひとつ考えるべきは、INTJはおもしろさや楽しさよりも、直接的なコミュニケーションスタイルを持つということだ。彼らは「我々はおそらく、それらをするべきだろう」ではなく、「それらをしろ」と言う。彼らの発言はしばしば無遠慮で、核心をつく。INTJはしたがって他者がオブラートに包んでいる物言いよりも明瞭となる。INTPとINTJの顕著な違いは、INTJが「君は自分がバカだということを理解していないのだ」と言うときに、INTPは「私は君の知的能力をほんとうに疑うよ」と言う。

 

INTPの文章~表現的、非構造的

f:id:mikuriyan:20180320200549j:plain真島直子 地ごく楽 1999

 

INTPはINTJと同様、複雑なモデルを考えているが、そのモデル化の方法がINTJと根本的に異なる。INTPは外向的な直感を持つために、INTPは判断するよりも先に研究する。INTJがモデルを支持するデータを求める一方で、INTPは既存のデータを観察し、結論に達するまで演繹的な論理をたどってゆく。これがINTPの記述の二つを特徴づける。

 

INTPは博学的な記述をとる。特徴的な人生へのアプローチは「もしそうなったら?」である。INTPはしばしば自己のモデルを当てはめる既存のフレームワークがないため、抽象的な考えを表現することがしばしば困難である。結論としてINTPはつねに簡潔な表現を追い求めることになる。

 

 

 

したがって、INTPはINTJと違い、要素を削ぎ落とすのではなく、すべての接続を形成する。INTPの記述は、壁もルールも境界もないように感じられる。INTPの文章は、詳細なことまで書き綴る。典型的な記述は以下のようなものである。

 

「我々はA,B,Cを考えるためにX,Y,Zを考慮し、Gに導く必要がある。」

 

INTJにとって簡潔さが重要なのに対し、INTPの記述は際限なく長くなる傾向がある。

 

一方で、INTPのマインドが非常に複雑で、言葉にすることさえできない場合には、まったく逆の手法を取る。彼らはしたがって、信じられないほどシンプルに、抽象的に、他者が理解できないような表現をするときがある。例えば

「その林檎は林檎ではない。」

 

このようなシンプルな言葉がINTPの見ている世界を表現することになりうる。

 

INTPはさらに、より接続詞を用いる。「さらに」「しかし」、そして「たぶん」のような言葉が多い。INTPは文章を止まることなく突き進めることができる。INTPは「おそらく」「多分」「可能性がある」など、不確実性を意味する言葉を用いる傾向がある。INTJは確実性を求めるのでそのような言葉を用いない。INTPは一方で、考えたこともないような新しいデータの相関を求めるので不確実性を求めている。

 

INTPはまた、文章を構造化することが苦手である。彼らは既存のフレームワークに依拠しないために、要点が多すぎることがある。また、他者と衝突が起きた場合、INTPはパッシブアグレッシグな言葉を用いる。「君は私の言っていることがわからないようだね。私はXではなくYと言っており、そしてXが意味するのはCではなくAで、Yが意味するのはOではなくDだ。だからXとYは同一ではなく、もし君がこれを理解できないのであれば、君は明らかに理解する知的能力を持っていないことになる。」

 

まとめ

けっこー違うことがわかりますでしょうか。

 

INTJの私ですが、自分で考えてもかなり当てはまっています。引用や既存のフレームワークに依拠しまくりなのは当てはまっていると思います。あとはずばずば物を言うとか……。

 

INTPはといえば、「りんごはりんごではない」などの妙に文学的をおっぱじめる人のようです。INTPに芸術家が多いことには間違いなさそうです。

  

それにしてもすごいなー。MBTI分類って、びっくりするほど的確です。結構共通点のあるINTPとINTJですが、このように調べてみると、根本的に脳の作りがすでに違うのかな?  と思えるくらい違います。もしかしたら「人間」は実は一種類ではなく、血液型のタイプのように、生まれ持った素質が違うのかもしれませんね。