齟齬

社会とマイノリティの「齟齬」を描く御厨鉄のブログです。

ニートが働かない理由

私はニートのおっさんでアナーキストだ。

 

今日は私が働かない理由を書いてみようと思う。

 

なによりも大きな理由は、就業=隷属だからである。

 

「労働」それ自体が嫌いなのではない(好きでもないが)。だれかに時間を切り売りするのが嫌なのだ。自分のために働くのではなく、だれか他人のために働くのが嫌なのだ。自分の生産物がだれかのものになる、そういう「労働の疎外」が嫌なのだ。

 

次のように考えている人がいるかもしれない。働くことは自己実現になるんだ。働くことは、はたを楽にすることだ。働くことは社会貢献になるんだ(これらは、私にはどこか異国の倫理に感じられる)。

 

いいえ、違います。賃金労働においては、働くことは自分ではなく「だれか」に奉仕するためで、その仕事が存在するのは「だれか」が金儲けをするためです。

 

「そんなことはない」と反論したくなるかもしれない。でもそれが資本主義であって、労使関係だから。イデオロギーとしても法的にも事実だ。

 


働くことは「支配と従属」の関係に組み込まれることを意味する。会社組織はピラミッド構造。上司がいて社長がいて経営者がいる。

 

もうこのシステムが本当に嫌だ。なんで私の上に人がいるのか。 なんで上司に従わなければならないのか。このジジババはなんの権利があって私の頭を踏みつけているのか。

 

私が働いた中では、いわゆる「上司」なる存在で、この人はほんとうに賢いな、この人は偉い人だな、と思ったことがない。そもそも賃金労働を長年続けている時点で偉くも賢くもない(あ、本音が!)。

 

何歳年上であっても私以下だ。40歳、50歳の上司であっても、私からすれば、目の開ききっていない子供のように感じる(まあ会社のレベルがその程度ということもある)。

 

人はこう言うかもしれない。「しかし、そういう上司とうまく付き合っていくのが一人前の社会人だ」「苦しいことや理不尽なことは山ほどある。でもそれが働くってことだよ」

 

さらにこう言うかもしれない。「働くことは大変。でも、それを乗り越えてこそ一人前」「だれもが働くことは嫌だけど、それから逃げていては社会人と言えない」

 

今日は疲れている。

私はそれに一言返して、もうシャットダウンしてしまいたい。

 

「なんで?」