齟齬 ―おっさんと社会の

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おっさんの休日~まんしゅうきつこ

日曜日は私も人並みに休むことにしている。


今日はバイクで林道へ行ってきた。

 

5年ばかり連れそったTW200を廃車にしたことは述べたが、
実は新たにバイクを手に入れているのである。

 

まあ、そのバイクは別の機会に紹介するとして……。 

 

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( この画像はこの前、山中湖を走ったときのもの。

 実に見事な紅葉である。)

 

林道では、二回ばかり遭難しそうになったが、なんとか生還した。

 

一回目は、つるつるの赤土の溝に嵌まり、スタック。
二回目は、Uターンしようと思ったら、崖から落ちそうになった。

 

ハプニングだらけだが、やはり林道は楽しい。

 

ひっそりとして、自分以外だれもいない空間。

 

おそろしい静寂。

 

 

……


林道から出たあとは、ブックオフへ行った。


柳美里(ゆう みり)という作家の「貧乏の神様」という本を読む。
これは半分くらい読んだが、なかなかおもしろかった。

 

芥川賞を受賞、年収1億のときもあったが、
いまは借金数千万円だという。

 

柳美里は、私のなかでの芸術家像にぴったりである。

 

さんざん貯金してきた私が言うのもなんだが、
芸術家は「宵越しの銭は持たない」であってほしい。

 

しかし、今日日純文学など大変だろうな、と思う。

私はもはや、とんと興味がない。

大部分の大衆も同様だろう。

純文学は、大衆のあこがれとなった次には、

踏みつぶされ、乗りこえられてしまったのではないか?と思う。

 

 

 

次に読んだのは、まんしゅうきつこという漫画家の「アル中ワンダーランド」の漫画。

 

 

漫画の前に……

この名前、ほんとうにすごいとは思わないか?

 

私は21世紀には目新しいものは何もない……と絶望していた。
空飛ぶ自動車はないし、宇宙への移住も実現していない。

 

しかし、まんしゅうきつこ……このペンネームは超新しい。

21世紀的である。

 


もしかしたら22世紀的かもしれないが……。

 

おまけにかなりの美人なのだから、なんというか、すごいことである。

  

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手塚治虫に教えてあげたいものだ。21世紀には、まだアトムほど精巧なロボットはできていません。でも、ある女流漫画家が……まんしゅうきつこという漫画家がいます。漫画の未来は、そうなっています。と。


ただ、漫画はおもしろかったけど、内容は薄かった。

 

 

 

最近の私は、漫画といえば五十嵐大介西原理恵子ばかり読んでいる。
前者は描写がすさまじく、後者はページあたりの情報量がすさまじい。

 

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五十嵐大介の絵(「ディザインズ」のカット)。ほんと、ため息がでるほどうまい。

 

それに比べると、薄っぺらく、そこまでの描写力もなく、「ブックオフの立ち読みでよかった」と感じてしまった。


内容としても、まんしゅう女史の場合は、「酒で記憶を失う」ことが多いようだが、
私はめったに記憶を失わないので共感できなかった。

 

あと、その前に吾妻ひでおの「逃亡日記」というエッセイを読んでいたので、「もっと書くことがあるだろう」と物足りない気持ちになった。

 

しかし、全体として楽しめたことは間違いない。夢中になって読んだ。私はほとんどの漫画はあくびがでるのだが、まんしゅう女史の漫画はおもしろいと思った。

 


で、立ち読みを終えたあとはプールへ行った。

だらだらと3km泳いだ。

 

そのあとは、スーパーでチルドのピザを買った。
あと、バジルソースを買った。
ワインも買った。

 

オーブンにかけたピザに、バジルソースとタバスコをじゃぶじゃぶかけて食べる。
ワインをぐびぐび飲む。

 

そんなふうにして、おっさんの休日は終わるのである。