生きるのがヘタクソなおじさん

中二くらいだな。

 

何がっていうと、人生の岐路だ。

 

人生の岐路は中二にあり。

 

私は中二のはじめに精神病を発症した。それから地を這うような日々を過ごした。一方で、中二になっても中三になっても平気で人生を過ごせる人がいる。

 

彼らの大部分は、とくに社会に疑問を抱くことないまま、まっとうに仕事を続けて、結婚して子どもをつくっている。死ぬまでそんな感じだろう。ニコニコ。わいわい。ガヤガヤ。

 

高校生のとき、同級生の一人がこう言ったことが忘れられない。

 

お前は、生きるのがヘタクソなんだよ」。

 

まあたしかにそうかもしれない。私はといえば、這いずるように大学を出て仕事に就いても、たった二年で辞めてしまう。ニートとして転落する未来が待っている。

 

生きるのがヘタクソ……たしかになあ。

 

14歳からずーっと、「普通の人」に憧れていた。私もワイワイガヤガヤしたい。仲間にいれてくれーと思った。そんで空回りしたり。

 

いまはぜんぜん憧れない。社会がクソということに気づいたからだ。社会がクソなら、それに適合できない方に理がある……と考えてもよいだろう。

 

私が哲学を学んでよかったことは、社会はとんでもないクソで塗り固められていることを教えてくれたからだ。

 

資本主義はクソだ。民主主義はクソだ。学校はクソだ。医療はクソだ。国家はクソだ。警察はクソだ。

 

なんてこった!学べば学ぶほど世の中が嫌になってくる……。

 

私は満足した豚ではなく、不満足なソクラテスを選ぶ。いや、私には選択肢がなかった。

もうこれは強制なんだよ。参った。